住宅でも約1000万円生み出す屋根

太陽光発電などで生成された電気の全量を電力会社などが買い取る方式のこと。

 

日本では現在、太陽光発電システムを設置していて、電力会社と系統連携の契約を交わしている場合、太陽光発電した電気を、まずは家庭内で消費し、その上で余った電気（余剰電力）がある場合には、これを電力会社に売電できます。この方式では太陽光発電していても、電気の自家消費量が多く、余剰がないときには売電できません（余剰電力を増やすには、消費分の節約が必要です）。

 

これに対し全量買取制になると、自家消費分とは無関係に、太陽光発電した電気はすべて売電できるようになります。家で消費する電力は、常に買電します。この方式では、消費電力とは無関係に売電できるわけです。この際の売電価格を高くして、買電価格を安く抑えれば、消費電力にかかわりなく、太陽光発電システムの設置者は、太陽光発電によって常に利益を得られるようになります。